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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ)は、「週刊少年ジャンプ」で1976年42号から連載中の秋本治による漫画作品。主に「こち亀(こちかめ)」の愛称で親しまれている。単行本は2008年6月現在160巻まで発刊中。 テンプレート:ネタバレ テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:漫画
概要[]
警視庁新葛飾警察署の亀有公園前派出所に勤務する中年の警察官・両津 勘吉(りょうつ かんきち)巡査長(通称:両さん)と、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。子供から大人まで幅広い層から支持を得ている。
1976年(昭和51年)6月22日発売の週刊少年ジャンプ29号に、月例ヤングジャンプ賞入選作品(4月期)の読み切りとして掲載され、同年9月21日発売の同誌42号から連載を開始した。長いタイトルは、できるだけ作品が印象に残ってもらいたいという、秋本の考えだった。
読者は主に「こち亀」と略して呼び、稀に「亀有」・「両津」・「両さん」などと呼ぶ者もいる。「下町奮戦記」の巻末に作者が「これからはこち亀と略してください」とコメントしたことで「こち亀」が公式な略称となった[1]。
連載当初の作者のペンネームは、当時の人気漫画『がきデカ』の作者山上たつひこをもじった山止たつひこ(やまどめ たつひこ)名義だった。次の連載でペンネームを本名に変えようと考えていたものの、人気が出て連載が続き、連載100回目を区切りにペンネームを止め、本名の「秋本治」名義に変えることになった。また、それを印象付けるために、秋本麗子を登場させた。
2006年に連載30周年を迎え、週刊少年ジャンプ誌上で「こち亀30周年企画」が行われ、2007年には連載通算1500回を迎えた。30年以上にわたる長期連載で週刊誌にもかかわらず、一度も休載していないことでも知られ、「少年誌の最長連載記録」のギネス記録の保持、更新を続けている。コミックスの売り上げは累計1億3000万部以上にものぼる。
メディアミックスも盛んで、1977年に初の実写映画化、1985年に「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」でアニメ映画化された。フジテレビではアニメ化のために約10年にも渡ってラブコールを続けてきた。その一方で「中年の警察官を主役に据えたアニメが成功するわけがない」という声が大きかったが、1996年6月にテレビアニメ化され、一定の成功を収めた。1999年と2003年にはテレビアニメ版をもとにアニメ映画が作られているが不振に終わった。2004年12月にレギュラー放送としては終了する。その後も特別番組としてしばしば復活している。
1999年からは、テレビアニメで両津の声を務めたラサール石井により舞台化され好評を博し、2006年までに4度の公演を行なっている。他にもテレビゲームやフィギュアなど、グッズは多岐にわたる。
一般社会にも影響を与え、浅草神社には「生まれも育ちも浅草の両さん」にちなんで、本作単行本総発行部数1億3000万冊突破記念の石碑が建立されている。また、JR亀有駅北口には地元の商店街により両津の銅像が建てられ、2006年2月11日、作者の秋本治、ラサール石井が出席して除幕式が行われた(テンプレート:N)。のちに、南口にも両津の銅像が建てられ、2006年11月18日に除幕式が行われた。2006年3月3日にはアリオ亀有内にこち亀ゲームぱ〜くがオープンした。
2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞、2005年に第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。
コミックスは中国語版や韓国語版が出ている。中国語でのタイトルは「烏龍派出所」。テレビアニメ版は中華民国やポルトガル、インド、スペイン、フランスなどで放送されている。
作品の舞台と設定の推移[]
主な舞台は亀有公園前派出所がある東京都葛飾区亀有地区、両津勘吉の実家がある東京都台東区浅草を中心とした下町、東京23区東部。ただし、話の展開によっては、日本国内はもとより全世界、宇宙、天国、地獄、過去、未来などを縦横無尽に駆け巡る。
亀有公園前派出所[]
亀有公園は亀有駅北口からすぐのところに実在するが、亀有公園前派出所は実在しない(実際、大正時代には存在した)。一昔前には、こち亀へのファンレターをこの住所に送ると、そのファンレターがなぜか作者秋本治のスタジオ「アトリエびーだま」に届くという現象があった(ジャンプコミックス第34巻の作者コメントに書かれている)。なお、派出所とは交番の旧称である(一部地域では警察官が常駐していない所謂空き交番を「警備派出所」という名称で残されているところもある)。
亀有警察署 - 葛飾警察署 - 新葛飾警察署[]
連載開始から10数年の間、亀有公園前派出所の所属する警察署は実在する「亀有警察署」だった。しかし、1992年頃の自主規制の際に、既刊コミックスも含めて全てを「葛飾警察署」に修正した。その後、10年近くの間「葛飾警察署」を名乗っていたが、2002年12月10日に本田(ほんでん)警察署が葛飾警察署と改称し、「葛飾警察署」が実在する警察署になってしまったことから、「葛飾警察署」の庁舎改築、再改築というネタを経て、「新葛飾警察署」へと名称変更した。アニメ版では「かつしか署」と表記され、外観は実在の亀有警察署庁舎をモデルにしたものになっている。
登場人物[]
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コミックス・関連書籍[]
ジャンプコミックス[]
コミックスには主にジャンプに連載した作品が収録されている。ただし、全て連載順に収録されているわけではなく、諸般の事情により収録順が差し替わるか、次巻に持ち越され、あるいは表現の問題から収録されない話が出ることがある。
- 第1巻の第1話が「始末書の両さんの巻」となっているが、これは連載前の読み切り作品で、雑誌掲載時にはサブタイトルはなく、コミック収録の際に新しく付けられたものである。
- 第4巻の第1話「派出所自慢の巻」が1992年頃の自主規制で削除され、差し替える形で『こちら葛飾区亀有公園前派出所 下町奮戦記』描き下ろし作品「野球狂の男の巻」が巻末に収録された。
- 第1巻から第6巻までは、旧ペンネームの「山止たつひこ」名義で出版された版が存在し、これらの単行本の希少価値が高い。なお、ペンネームの変更に合わせて巻末の解説に使用されている「山止先生」「ミスターヤマドメ」などの言葉が「秋本先生」「ミスターアキモト」などに変更され、一部、文が変更されている。
- 1巻から44巻の作者紹介は、初期は実際の写真だったが、45巻からはイラストに変わり、1から44巻の写真もイラストに差し替えられている。なお、141巻は初期単行本のデザインを再現した装丁のため、唯一、作者紹介に作者の写真(ただし白黒の後姿)が使用されている。これと同時にカバーのタイトル・巻数表示・裏表紙のバックの部分の色の濃さなどが変更されている巻がある。
巻数 | サブタイトル | 背表紙 | 初版発行日(奥付) | 巻末コメント |
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1 | 早うち両さん!?の巻 | 両津勘吉 | 1977年7月9日 | 小林よしのり |
2 | 敵もさるもの!!の巻 | 両津勘吉(2回目) | 1977年9月30日 | 五十嵐夕紀 |
3 | 消えた派出所!?の巻 | 両津勘吉(3回目) | 1977年11月30日 | 太田裕美 |
4 | 亀有大合唱!?の巻 | 両津勘吉(4回目) | 1978年2月28日 | せんだみつお |
5 | 取りしまり日よりの巻 | 両津勘吉(5回目) | 1978年5月31日 | アグネス・ラム |
6 | 亀有のダビンチの巻 | 両津勘吉(6回目) | 1978年9月30日 | 三遊亭楽太郎 |
7 | ラジコン決戦!の巻 | 両津勘吉(7回目) | 1979年2月28日 | 若人あきら |
8 | アドリブ旅行…の巻 | 両津勘吉(8回目) 秋本・カトリーヌ・麗子 |
1979年6月15日 | 桑江知子 |
9 | アイドル・ポリスの巻 | 両津勘吉(9回目) | 1979年9月15日 | 内藤陳 |
10 | 部長代行の日!?の巻 | 両津勘吉(10回目) | 1979年12月15日 | 車田正美 |
11 | 麗子巡査登場の巻 | 両津勘吉(11回目) | 1980年2月15日 | 中島みゆき |
12 | ギャンブル狂時代の巻 | 両津勘吉(12回目) | 1980年4月15日 | あらんどろん |
13 | 拳銃無宿!?の巻 | 両津勘吉(13回目) | 1980年6月15日 | ツービート |
14 | バイク男・本田!!の巻 | 両津勘吉(14回目) | 1980年8月15日 | 林家らぶ平 |
15 | ローラー大作戦!!の巻 | 両津勘吉(15回目) | 1980年11月15日 | イエス玉川 |
16 | 大和魂保存会!?の巻 | 両津勘吉(16回目) | 1981年1月15日 | 吉見佑子 |
17 | 劇画刑事・星 逃田(ほし とうでん)!の巻 | 両津勘吉(17回目) | 1981年4月15日 | 小柳トム |
18 | カメ型人間!の巻 | 両津勘吉(18回目) | 1981年7月15日 | 林家しん平 |
19 | ああ!忍車部隊の巻 | 両津勘吉(19回目) | 1981年11月15日 | 所ジョージ |
20 | 真夜中のパイロット!の巻 | 両津勘吉(20回目) | 1982年1月15日 | 水越けいこ |
21 | 本口リカ登場の巻 | 両津勘吉(21回目) | 1982年4月15日 | 香川登枝緒 |
22 | 今夜は無礼講!!の巻 | 両津勘吉(22回目) | 1982年7月15日 | 矢代まさこ |
23 | さらば!わが友よの巻 | 両津勘吉(23回目) | 1982年9月15日 | 吉田照美 |
24 | バーバーの恐怖の巻 | 両津勘吉(24回目) | 1982年12月15日 | 安田栗之助 |
25 | 両津家の人びとの巻 | 両津勘吉(25回目) | 1983年3月15日 | 谷山浩子 |
26 | 両津式貯蓄法!?の巻 | 両津勘吉(26回目) | 1983年6月15日 | 九十九一 |
27 | アメリカよいとこ!?の巻 | 両津勘吉(27回目) | 1983年8月15日 | コンタロウ |
28 | 新雪之城変化!?の巻 | 両津勘吉(28回目) | 1983年10月15日 | 林家こぶ平 |
29 | ハローグッバイ!の巻 | 両津勘吉(29回目) | 1983年12月15日 | 桜金造 |
30 | 親子水いらず!?の巻 | 両津勘吉(30回目) | 1984年3月15日 | コント赤信号 |
31 | 全日本パチプロ大会!の巻 | 両津勘吉(31回目) | 1984年6月15日 | 怪物ランド |
32 | 悪魔がやってきた!の巻 | 両津勘吉(32回目) | 1984年9月15日 | 鳥山明 |
33 | ターニング・ポイントの巻 | 両津勘吉(33回目) | 1984年12月15日 | 岸部シロー |
34 | 幹事の苦労!?の巻 | 両津勘吉(34回目) | 1985年2月15日 | 高千穂遥 |
35 | 東京留学!?の巻 | 両津勘吉(35回目) | 1985年5月15日 | 荻野目洋子 |
36 | 両さんの長崎旅行の巻 | 両津勘吉(36回目) | 1985年8月15日 | 新沢基栄 |
37 | 結婚の条件の巻 | 両津勘吉(37回目) | 1985年11月15日 | 布川ゆうじ |
38 | 必殺正月カットの巻 | 両津勘吉(38回目) | 1986年1月15日 | 高田文夫 |
39 | 銀座の春の巻 | 両津勘吉(39回目) | 1986年3月15日 | 少女隊 |
40 | 東京住宅事情の巻 | 両津勘吉(40回目) | 1986年5月15日 | 神谷明 |
41 | 南の島のバカンスの巻 | 両津勘吉(41回目) | 1986年7月15日 | 斉藤由貴 |
42 | 人生は夢のごとく…の巻 | 両津勘吉(42回目) | 1986年9月15日 | 一本木蛮 |
43 | ボーナス争奪戦!の巻 | 両津勘吉(43回目) | 1986年11月15日 | 次原隆二 |
44 | 両津和尚(おしょう)!の巻 | 両津勘吉(44回目) | 1987年1月15日 | 永井豪 |
45 | シルバー・ツアーの巻 | 両津勘吉(45回目) | 1987年3月15日 | 竹内志麻子 |
46 | 思い出のパリの巻 | 両津勘吉(46回目) | 1987年5月15日 | 爆風スランプ |
47 | 江戸っ子すし講座の巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(2回目) | 1987年8月15日 | 堀江しのぶ |
48 | 白銀はよぶ!の巻 | 両津勘吉(47回目) | 1987年10月15日 | 大沢悠里 |
49 | なんてたって愛(アイ)ドールの巻 | 両津勘吉(48回目) | 1987年12月9日 | 渡辺めぐみ |
50 | 恋の沖えらぶの巻 | 両津勘吉(49回目) | 1988年2月15日 | さいとうたかを |
51 | ハワイアンパラダイスの巻 | 両津勘吉(50回目) | 1988年4月15日 | なぎら健壱 |
52 | 黄金の鯱(シャチホコ)伝説!!の巻 | 大原大次郎 | 1988年6月15日 | おきゃんぴー |
53 | 浅草ラプソディーの巻 | 中川圭一 | 1988年8月15日 | 森川由加里 |
54 | 両さん人間ドックへいくの巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(3回目) | 1988年10月15日 | 嘉門達夫 |
55 | S.S.(スペシャルセキュリティ)チーム誕生の巻 | 本田速人 | 1988年12月11日 | 大川興業 |
56 | ローザンヌの休日の巻 | 戸塚金次 | 1989年2月15日 | あろひろし |
57 | 浅草物語の巻 | 寺井洋一 | 1989年4月15日 | ウガンダ |
58 | 両津大明神の巻 | 丸出ダメ太郎 | 1989年6月15日 | 楳図かずお |
59 | お化け煙突が消えた日の巻 | 度怒り炎の介 | 1989年8月15日 | 清水勲 |
60 | 体力株式会社の巻 | 日暮熟睡男 | 1989年10月15日 | 本宮ひろ志 |
61 | 我がなつかしき少年時代の巻 | 星逃田 | 1989年12月10日 | ちばてつや |
62 | 嗚呼、愛しのF40(エフフォーティー)の巻 | 北条正義 | 1990年2月15日 | 原哲夫 |
63 | わが町・上野の巻 | 花山里香 | 1990年4月15日 | 山田洋次 |
64 | 下町交番日記の巻 | 花山小梅 | 1990年6月15日 | 伊集院光 |
65 | 大江戸神輿大騒動!!の巻 | 麻里愛 | 1990年8月15日 | 望月三起也 |
66 | 追跡200キロ!の巻 | 恵比須海老茶 | 1990年10月15日 | はた万次郎 |
67 | 新任警官麻里愛(マリア)♡登場の巻 | ボルボ西郷 | 1990年12月9日 | タケカワユキヒデ |
68 | カナダ翻堕羅(ホンダラ)拳法珍道中の巻 | 麻里晩 | 1991年2月15日 | 寺沢武一 |
69 | 中川の父登場の巻 | 白鳥麗次 | 1991年4月15日 | 豊田有恒 |
70 | 暴走機関車の巻 | 中川龍一郎 | 1991年7月15日 | 石ノ森章太郎 |
71 | 勝鬨橋ひらけ!の巻 | 本口リカ | 1991年9月15日 | 林静一 |
72 | 激走機関車レースの巻 | チャーリー小林 | 1991年11月15日 | 尾崎亜美 |
73 | 突撃!クレーンゲームの巻 | 石頭鉄男 | 1992年1月15日 | 漫☆画太郎 |
74 | バッカス両津!の巻 | 両津銀次 | 1992年3月15日 | 坂崎幸之助 |
75 | 麻里愛(マリア)・最大の宿敵! の巻 | 両津金次郎 | 1992年6月15日 | 浅草キッド |
76 | 浅草七ツ星物語の巻 | 御所河原金五郎之助佐ヱ門太郎 政 |
1992年8月9日 | 小俣雅子 |
77 | ご乱心!?両津和尚(おしょう)の巻 | 麻里稟 | 1992年10月7日 | KAN |
78 | 兄として…!の巻 | 冬本 | 1992年12月7日 | バカルディ |
79 | 白鬚橋(しらひげばし)の思い出の巻 | 屯田吾目須 | 1993年2月9日 | 徳弘正也 |
80 | 麗子の大胆写真集!?の巻 | 神 | 1993年4月7日 | 藤子・F・不二雄 |
81 | ボルボの初デート!?の巻 | 佐々木洋子 | 1993年6月9日 | 森田まさのり |
82 | 光の球場!の巻 | 秋本優 | 1993年8月9日 | とみさわ千夏 |
83 | 携帯電話魔!の巻 | 麻里今日子 | 1993年10月9日 | ビッグ錠 |
84 | 絵崎教授の哲学の巻 | 絵崎コロ助 | 1993年12月7日 | 北条司 |
85 | ザリガニ合戦!?の巻 | 聖羅無々 聖羅美茄子 |
1994年2月9日 | 小山高生 |
86 | 出現!南国パラダイスの巻 | 西郷小金丸 | 1994年4月9日 | 辻真先 |
87 | 友情の翼!の巻 | インチョキ堂店主 | 1994年6月8日 | 平松伸二 |
88 | わがまま上司Z1(ズイワン)!の巻 | 本田伊歩 | 1994年8月9日 | 大島やすいち |
89 | 下町 素盞雄(すさのお)神社祭の巻 | 絵崎春子 | 1994年10月9日 | 古城武司 |
90 | 警察手帳進化論!の巻 | 絵崎夏子 | 1994年12月7日 | 赤塚不二夫 |
91 | 突撃!電波・両さん?の巻 | 絵崎秋子 | 1995年2月8日 | えんどコイチ |
92 | 親愛なる兄貴への巻 | 絵崎冬子 | 1995年4月9日 | 横山智佐 |
93 | 恋人!?ジョディー登場!の巻 | 爆竜鬼虎 | 1995年6月7日 | みなもと太郎 |
94 | ベーゴマ名人両津!!の巻 | ジョディー・爆竜・カレン | 1995年8月9日 | 広井王子 |
95 | 浅草サンバカーニバルの巻 | 乙姫菜々 | 1995年10月9日 | 大友克洋 |
96 | 両津線本日運行!?の巻 | 竜千士氷 | 1995年12月6日 | さくまあきら |
97 | 浅草シネマパラダイスの巻 | 本田改造 | 1996年3月9日 | 井上雄彦 |
98 | 電脳ラブストーリーの巻 | 電極スパーク | 1996年5月15日 | 矢沢あい |
99 | 格闘ゲーマー警官登場!!の巻 | 左近寺竜之介 | 1996年8月7日 | 富田安紀良 |
100 | インターネットで逢いましょうの巻 | 両津勘吉(51回目) | 1996年11月6日 | 村上龍 |
101 | 両さん夏の一日の巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(4回目) | 1997年3月9日 | 衛藤利恵 |
102 | 古都の走馬灯の巻 | 中川圭一(2回目) | 1997年6月9日 | 藤井みほな |
103 | プリクラ大作戦!の巻 | 麻里愛(2回目) | 1997年8月9日 | 陸奥A子 |
104 | 無いちっちたまごっちの巻 | 大原大次郎(2回目) | 1997年10月8日 | 大貫亜美(PUFFY) |
105 | (秘)麗子フィギュア発売中!?の巻 | 本田速人(2回目) | 1997年12月9日 | 亜月裕 |
106 | 浅草お盆グラフィティの巻 | 麻里稟(2回目) | 1998年2月9日 | 佐藤真樹 |
107 | 螢里(ほたるのさと)鉄道の夜の巻 | 早乙女リカ | 1998年4月8日 | 甲斐よしひろ |
108 | 遠い放課後の巻 | 左近寺竜之介(2回目) | 1998年6月9日 | 多田かおる |
109 | CIRCUS SYMPHONY(サーカス シンフォニー)の巻 | ボルボ西郷(2回目) | 1998年8月9日 | くらもちふさこ |
110 | 超婦警・磯鷲早矢(いそわし はや)登場!の巻 | 磯鷲早矢 | 1998年10月7日 | ユースケ・サンタマリア |
111 | ニュー麻里愛(マリア)誕生!?の巻 | 磯鷲剣之介 | 1998年12月8日 | 佐山陽規 |
112 | 東京名所・大江戸ランドの巻 | ジョディー・爆竜・カレン(2回目) | 1999年2月9日 | 宮本充 |
113 | 左京の弓の巻 | 両津勘吉(52回目) | 1999年4月7日 | 岸間信明 |
114 | 両さん京都訪問記の巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(5回目) | 1999年6月8日 | 家中宏 |
115 | 亀有名画座物語の巻 | 両津勘吉(53回目) | 1999年8月9日 | 麻生かほ里 |
116 | Love Maria(ラブ マリア)の巻 | 両津勘吉(54回目) | 1999年10月9日 | 林家こぶ平 |
117 | 南国タヒチで夏休み!!の巻 | 星野リサ 品田虎三 マーチン |
1999年12月7日 | 高松信司 |
118 | 江戸っ娘(こ)・擬宝珠纏(ぎぼし まとい)の巻 | 擬宝珠纏 | 2000年3月8日 | 森尾由美 |
119 | 両さん板前になる!?の巻 | 擬宝珠檸檬 | 2000年5月6日 | 岩崎征実 |
120 | 両さんのミレニアム婚!!の巻 | 擬宝珠夏春都 | 2000年7月9日 | ラサール石井 |
121 | 聖橋(ひじりばし)白線流しの巻 | 桜野くらら | 2000年9月9日 | 米沢りか |
122 | トロピカルDE(デ)アミーゴの巻 | 両津勘吉(55回目) | 2000年11月7日 | 尾田栄一郎 |
123 | 伊歩(イブ)の結婚の巻 | ミレニアム刑事 | 2001年1月11日 | 高橋和希 |
124 | 大江戸野球の巻 | 繰巣陣 | 2001年4月9日 | 梅澤春人 |
125 | 京都ものがたりの巻 | 貌丹邑ヤークト・パンテル | 2001年6月9日 | 浅美裕子 |
126 | 祭りの日に…の巻 | 擬宝珠蜜柑 | 2001年8月8日 | にわのまこと |
127 | 父をたずねて…21世紀!の巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(6回目) | 2001年11月7日 | ラサール石井 |
128 | 幻の“神の舌”の巻 | 電極+ | 2002年1月10日 | 伊藤明賢 |
129 | 両さんの「犬の生活」!の巻 | 秋本フランソワーズ | 2002年4月9日 | 大河内奈々子 |
130 | 東京銭湯絵巻の巻 | ラッキー | 2002年6月9日 | 原金太郎 |
131 | 檸檬(レモン)初三社祭の巻 | 飛鷹右京 | 2002年8月7日 | 清水宏 |
132 | 独立!!警視庁戦車隊の巻 | ラジ野コン太郎(ラジコン刑事) | 2002年11月6日 | 斉藤レイ |
133 | なぎなた対決!の巻 | 飛鷹左京 | 2003年1月11日 | 坂本あきら |
134 | 檸檬(レモン)と蜜柑(みかん)の巻 | 麻生瑠璃華(美少女刑事) | 2003年4月9日 | 岸祐二 |
135 | 磯鷲(いそわし)武道館着工の巻 | 飛鷹日光 飛鷹月光 |
2003年6月9日 | 海津義孝 |
136 | ぼくたちの東京タワーの巻 | 海野土佐ェ門(ドルフィン刑事) | 2003年8月9日 | 三浦理恵子 |
137 | 爆走神田祭の巻 | 汚野たけし(海パン刑事) | 2003年11月9日 | 原史奈 |
138 | 憂鬱(ゆううつ)帰京すの巻 | お祭り刑事 | 2004年1月10日 | 齋藤彩夏 |
139 | 飛べ!コンコルドの巻 | 両津勘吉(56回目) | 2004年4月7日 | 小宮孝泰 |
140 | 通天閣署!御堂春(みどう はる)登場!!の巻 | ×(新書風カバーのため、なし) | 2004年6月9日 | 若菜章夫 |
141 | 希望の煙突の巻 | 両津勘吉(57回目) | 2004年8月9日 | 矢吹健太朗 |
142 | 人生相談まかせなさいの巻 | 擬宝珠檸檬(2回目) | 2004年11月9日 | 河下水希 |
143 | 大阪はわての地元でんがな!の巻 | 御堂春 | 2005年1月10日 | 尾玉なみえ |
144 | 4年に一度の日暮(ひぐらし)祭の巻 | 日暮熟睡男(2回目) | 2005年4月9日 | 和月伸宏 |
145 | 20年今昔物語(ストーリー)の巻 | ニセ麗子(両津勘吉) | 2005年6月8日 | 小畑健 |
146 | 出会いの橋の巻 | 鮫島祭 | 2005年8月9日 | 岸本斉史 |
147 | 記憶にないわしの誕生日の巻 | 後流悟十三 | 2005年11月9日 | 許斐剛 |
148 | 大阪万博開幕やで〜の巻 | 芦原レイ | 2006年1月10日 | 浅草神社禰宜 矢野幸士 |
149 | 京都祇園祭旋風の巻 | 飛燕碧 | 2006年4月9日 | 稲垣理一郎 村田雄介 |
150 | 100円ショップ大論争!!の巻 | ニセ麗子(両津勘吉)(2回目) | 2006年6月7日 | 水野英子 |
151 | ようこそアキバヘ御主人様の巻 | 秋本・カトリーヌ・麗子(7回目) | 2006年9月9日 | ゆでたまご |
152 | 亀有に両津がやってきた!の巻 | 中川圭一(3回目) | 2006年11月7日 | モンキー・パンチ |
153 | 交通博物館物語の巻 | 大原大次郎(3回目) | 2007年1月9日 | 水島新司 |
154 | 線路は続くよ!どこまでも!?の巻 | 本田速人(3回目) | 2007年4月9日 | 矢口高雄 |
155 | 100人両さん大暴れ!の巻 | 擬宝珠纏(2回目) | 2007年6月9日 | 里中満智子 |
156 | ハガキ将棋対決の巻 | 麻里愛(3回目) | 2007年8月8日 | 久保帯人 |
157 | おさるの電車物語の巻 | 磯鷲早矢(2回目) | 2007年10月4日 | 星野桂 |
158 | ガラスばりだよ人生はの巻 | 擬宝珠檸檬(3回目) | 2008年1月4日 | 樋口大輔 |
159 | 将棋刑事(デカ)の巻 | 本田速人(4回目) | 2008年4月9日 | 山本貴嗣 |
160 | 海が呼んでいるの巻 | 屯田吾目須(2回目) 屯田吾目須のひ孫 |
2008年6月9日 | 荒木飛呂彦 |
コミックスにはさまざまな仕掛けやおまけがついている。 テンプレート:節stub
巻数 | おまけ要素 | 備考 |
---|---|---|
1 | 読みきり「交通安全’76」収録 | 週刊少年ジャンプ1976年36号掲載 |
25 - 26 | 背表紙を揃えると両津勘吉の顔が出来る | |
41 - 46 | 背表紙を揃えると寝そべった両津勘吉が出来る | |
55 | 亀有派出所新聞 | 週刊少年ジャンプ1987年30号掲載 |
65 - 100 | 実物大両津勘吉の顔ジグソーパズル | 作者紹介の顔の絵の所 |
70 | 表紙のタイトルの書体が、69巻収録「新たなる旅立ちの巻」のものに | |
80 | 読みきり「SUPER POLICE WOMEN'S STORY MARIA&REIKO」収録 | 週刊少年ジャンプ1992年5号掲載 |
90 | カバー裏におまけ漫画 | 初版のみ |
100 | 下記に別途記載 | |
101 | カバー裏に「101匹両さん大行進」 | 初版のみ |
110 | オリジナルステッカーつき | 初版のみ |
111 - | こち亀コミックスプレビュー | 既刊の案内板 |
118 | 表紙が全て手書き | 既刊案内の『ヒカルの碁』を『ヒカルの基』と書いている。 |
121 | カバーがつやなし | 初版のみ |
123 | タイトルが金箔押し | |
128 | 「おしえて両津先生」 | 週刊少年ジャンプ2001年9月18日増刊『コミックカメダス』掲載 |
141 | カバーが - 100巻の定型スタイル | 作者の所有する「こち亀」第1巻(初版)の傷・汚れを忠実に再現 |
142 | 色塗り式アドベントカレンダー付 | |
144 | 新書風カバー | |
150 | ホログラムのタイトル | 初版のみ・二刷以降は金箔押し |
151 - 155 | 下記に別途記録 | |
156 - | 縦書きから横書きに戻る | |
160 | カバー全体がホログラム カバーを取ると、1+60キャラ大集合 |
100巻は、初版本のみ特典が目白押しだった。
- カバータイトルロゴが金箔押し
- シリアルナンバー入り(懸賞用)
- カバーを取ったデザインが3種類
- 乙姫菜々とジョディー・爆竜・カレンのピンク、左近寺竜之介と麻里愛の紫、両津勘吉と中川圭一の緑
- カバー裏におまけマンガ(カラー)
- スペシャルブロマイド
- カラーページ
- こち亀銀行券
- 巻末のジャンプコミックス紹介部分がすべてこち亀
151巻から155巻のコミックスは、かなりの変更点がある。
- 3コマ漫画劇場
- カバーや、目次などが縦書き。
- カバーがつやなし
- タイトルがゴシック体から変更。
- 両津教授のなんでもベスト5(全6回)
背表紙がベスト5のネタになっている。
- 151巻の背表紙:秋本麗子=セクシー麗子ベスト5
- 152巻の背表紙:中川圭一=ぶっこわれ中川ベスト5、セクシー麗子ベスト5その2
- 153巻の背表紙:大原大次郎=部長の怒り落ちベスト5、セクシー麗子ベスト5その3
- 154巻の背表紙:本田速人=本田の悲惨なシーンベスト5
それ以降は上記の全てが無くなった。
愛蔵版コミックス[]
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所 下町奮戦記』(1988年12月)
テーマ別の傑作選。ジャンプの増刊号などに掲載されたコミックス未収録の番外編4話(小林よしのりとの合作も含む)、描き下ろし作品「野球狂の男の巻」が収録されている。
JUMP COMICS DELUXE[]
- 『Kamedas』(1993年3月)
- 『Kamedas2』(2001年12月)
こち亀の解説と詳細な分析を行なっている大全集。イミダスのパロディ。『Kamedas』では1 - 76巻、『Kamedas2』では77 - 127巻までをカバーしている。他漫画家との合作漫画や、作者へのインタビューなどがある。
JUMP MAX ジャンプ特別編集 こちら葛飾区亀有公園前派出所[]
1994年12月から発売された冊子版。全6巻。毎回ユニークな懸賞品があった。
JUMP J-BOOKS こちら葛飾区亀有公園前派出所 両さんの下町少年時代編[]
1995年3月に発売された小説版。脚本家の小山高生との共著。
集英社文庫コミック版[]
1995年8月から発売が開始された文庫版。
- 「こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治自薦こち亀コレクション」(全26巻)
- 「こちら葛飾区亀有公園前派出所ミニ 秋本治自薦こち亀コレクション アンコール」(全4巻)
- 「こちら葛飾区亀有公園前派出所 大入袋」(全10巻)
こちら葛飾区亀有公園前派出所 -読者が選ぶ傑作選-[]
1996年12月に発売された新書判コミックス。読者が選んだ10本と、1003話達成記念に行った「読者によるこち亀構想募集」の最優秀作「日暮2号!?登場の巻」が収録されている。また黒を基調としたカバーであるが、これは当時スニーカーなどの別注は黒が多かったためだと作者は語っている。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(SUPER JUMP REMIX)[]
2001年8月から発売が開始された冊子版。第7弾まで出ている。
両さんと歩く下町―『こち亀』の扉絵で綴る東京情景[]
2004年11月に発売された集英社新書。こち亀の扉絵を題材に、その舞台となった東京下町について語り、こち亀の制作秘話も明かしている。映画監督の山田洋次と対談も収録されている。
こち亀 千両箱[]
2005年発売。両津の少年時代のエピソードが10話収録されている。一部作品は掲載当時のままカラー収録されているほか、「おばけ煙突が消えた日」は特別にフルカラーで掲載されている。「友情の翼!の巻」は作者の当初の構想に基づき、『千両箱』用に改稿されている。
- でかめ
2005年の非売品で『こち亀 千両箱』発売記念企画の景品。その名の通りサイズが大きく、「大きい」ことに関連する作品数話が収録されている。
超こち亀(超こち亀道楽BOX)[]
2006年9月に発売された書籍。超こち亀を参照。
小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所[]
2007年5月こち亀連載30周年&日本推理作家協会60周年を記念して発行。作家の各々の作品の登場人物とこち亀キャラとのコラボレーションが行われている。
- 大沢在昌:鮫島警部(新宿鮫シリーズ)
- 石田衣良:マコト(池袋ウエストゲートパークシリーズ)
- 柴田よしき:花咲慎一郎
- 京極夏彦:南極夏彦(どすこい)
- 逢坂剛:梢田威、斉木斉(御茶ノ水警察署シリーズ)
テレビアニメ版[]
1996年6月16日から2004年12月19日まで、フジテレビ系列で、日曜日19:00-19:30に放送された。全372話。当初、放送開始日の一週前に前作「キテレツ大百科」のエピソード「ルルル!未知からのメッセージ」を放映する予定であったが、元々94年末に終了予定であったこともあり放映中止、この作品の第一話を制作することになった。スタッフはキテレツからの続行も多い。現在、CS放送のアニマックス、フジテレビ721、さくらんぼテレビ、東海テレビ、テレビ静岡で再放送されている。(フジテレビ721は2007年11月に放送終了)また、テレビ新広島では、年数回(学校の長期休暇の時)、平日昼前のローカル番組や日曜6:30から遅れネットで放送しているテレビ東京系『NARUTO -ナルト- 疾風伝』が休止になる場合、その時間帯に再放送されている。
設定など[]
原作を元にした作品だが、一部のキャラの設定が異なっている。また、アニメオリジナルのキャラクターも登場している。 テンプレート:See
1997年のポケモンショック以後、各局のテレビアニメでは番組冒頭に視聴者向けに“部屋を明るくして、テレビから離れてみるように”といった趣旨のテロップを冒頭に流すようになったが、本作では登場人物がと合唱して注意を促す、20世紀フォックスのロゴをモチーフとした“注意ロゴ”の前で両津が視聴者にと口頭で注意を促すというユニークな手法を取った。
当初はセル画で制作されていたが、第145話よりCGでの制作となっている。
- 1.セル画での制作中に、一度だけCGで制作されたことがある(第122話)。
- 2.第145話以降はCGで制作されていたとあるが(上記参照)、その後もセル画で放送された回があるようである(第147話A・Bパート、第148話)。
1はCG制作の試験的なもの、2はCG制作される以前にセル画制作された回がまだ残っており、それを放送したものだと考えられる(詳細不明)。
1996年はアイキャッチがなく終了後に『本日の被害』というものがあったが、1997年以降はアイキャッチが出来て『本日の被害』は時間上廃止された。アイキャッチは原作を意識した車の扉絵のようなものであった。CG化した後、冬季は両さんの雪像のアイキャッチが流れていた。
アニメのサブタイトルの画像は1996年は両さん一人の画像、1997年は自転車に乗ってる両さん、中川、麗子、部長、寺井、犬の画像。1999年からCG化するまでは青色の画面で両さんの顔度アップの画像であり、CG化以降はたくさんの両さんの顔の浮き彫りに加工した画像になり、終盤はその回の画像がパズルのようにバラバラになっておりそれでピースが組み合わさって完成するような形になった(話によって例外もある)。
地方局での放送[]
- フジテレビ系列の全ての地方局(クロスネット局は除く)で同時ネットされていた。
- 山梨放送、山口放送、テレビ宮崎、テレビ大分(ただし2001年3月まで 2000年1月から3月まで中断)は別時間にて放送されていた。
- テレビ高知は高知さんさんテレビ開局まで別時間、テレビユー山形はさくらんぼテレビジョン開局まで別時間にてそれぞれ放送されていた。
- 青森県、徳島県では最後まで放送されなかった。
特別番組版[]
2004年12月19日の「アニメ大忘年会祭り!! こち亀最終回! サザエまる子ルフィで両さん8年間ありがとうスペシャル」枠内で放送された『さよなら両さん大作戦』をもってレギュラー放送は終了となったが、その後も不定期に特別番組としてスペシャル時に復活し、レギュラー時代同様フジテレビで放送されている。
過去放送したSP版は下記の通り。(放送時間はすべてフジテレビにおけるもの)
- 2005年1月3日『マグロに乗った警官』
- 「お正月だヨ お年玉アニメスペシャル」の枠内で放送(8:35 - 9:05 一部地域のみ)。
- 2005年3月27日『両津VS泣き虫アイドル!? 日本1周大すごろくゲーム!!』
- 「お待たせッ! 両さんも揃って大興奮! 桜満開アニメスペシャル!!」の枠内で放送(19:54 - 20:54)。
- さとう珠緒が声優に挑戦し、“泣き虫アイドル・くるみ”として出演した。
- 2005年10月23日『両さんと忠犬ラッキー物語 〜亀有大包囲網をかわせ!!〜』
- 「サザエさん生誕60周年結婚秘話など大公開! まる子両さんルフィもお祝いだよアニメSP」で放送。
- この話の中では海外ドラマ『24』のパロディで、画面が分断され、中央にデジタル時計が表示するおなじみの演出がなされた。
- 2006年4月2日『走れ!両津式チンチン電車〜思い出の大次郎号〜』
- 「祝ちびまる子ちゃんドラマ化決定&サザエさん生誕60周年&こち亀30周年をルフィもドンとお祝いするゾ!SP」でが放送された。
- 2006年9月24日『両津の浅草リニューアル大作戦!!〜あぁ 思い出の花やしき〜』
- 「サザエさんも秋祭りこち亀は30周年大活躍ワンピースも2本立て超豪華アニメSP!!」で特別版が放送された。
- 2007年8月5日・8月12日『シートン探検隊!隅田川の誓い〜思い出の白い鯨を探せ!』
- 通常『ワンピース』を放送している時間枠(9:30 - 10:00)にて前・後編に分け、2週連続で放送(一部地域のみ)。『シートン探検隊!隅田川の誓い〜思い出の白い鯨を探せ!』後編終了後に、2007年秋(9月30日『ONE PIECE』を放送している時間枠(9:30 - 10:00))の特別番組の予告が流れた。
- これ以降はワンピースの枠で放送をしている。
- 2007年9月30日・10月7日『両さんの寿司食いねえ!〜頂上マグロ対決!!〜』
- 8月放映のスペシャル同様、ワンピースを放送している時間枠にて前編・後編分け、2週連続放送。
- 泉谷しげると時東ぁみがそれぞれ寿司職人とその娘役でゲスト出演した。
- 2008年4月6日・4月13日『ワシと俺!?〜ぼくらは浅草少年探偵団!』
- この作品は44年前の1964年に幼少時代の両津・中川・麗子・本田・左近寺・ボルボが同年代というかなり無茶苦茶な設定である。
- ワンピース放送枠にて前後編放映。タイムスリップエピソード。
スタッフ[]
- 企画:清水賢治→金田耕司→藤山太一郎→小中ももこ・中野利幸(一時期)→浜野貴敏(フジテレビ)、杉山豊→松下洋子(ADK)
- プロデューサー:金田耕司(フジテレビ)、松下洋子→三宅将典・生田英隆(ADK)、若菜章夫・別府幸司→池牟禮誠→杉村重郎→河村義治(ぎゃろっぷ)
- プロデューサー補:萬代知→笹田直樹・山崎立士(ADK)
- 監督:やすみ哲夫→三沢伸→高松信司→高本宣弘→鴫野彰→長船遼太
- キャラクターデザイン・総作画監督: 丹内司、山内昇寿郎(途中まで)
- 脚本:山田隆司、岸間信明、雪室俊一、平見瞠、西園悟、もとひら了、玉井☆豪、十川誠志
- 絵コンテ・演出:やすみ哲夫、福本潔、山吉康夫、米たにヨシトモ、ワタナベシンイチ、田部伸一、上田芳裕、善聡一郎、松浦錠平、高橋幸雄、高瀬節夫、高柳哲司、大野和寿、岡本達也、岡崎幸男、福多潤、康村諒、吉本毅、多田俊介、鶴田寛、吉田俊司、和田裕一、高遠和茂、小野勝己、山崎友正、芦沢剛史、長崎五郎、石川敏浩、棚橋一徳、えんどうてつや、栗山美秀、渡辺健一郎、藤原良二、山口美浩、石田博、山田雄三、飯島正勝、泰義人、安形裕篤、吉川浩司、栗本宏志、森脇真琴、菱川直樹、佐々木皓一、木宮茂、三家本泰美、小滝礼、日下部光雄、小林智樹、萩原路光、筒井義明、山崎浩司、清水明、秋比呂、山田一男、いわもとやすお、久保太郎、石田暢、片貝慎、井硲清貴、牛草健、高本宣弘
- 作画監督:村木新太郎、七海修、松本清、平山英嗣、服部一郎、原勝徳、香川久、平岡正幸、金子匡邦、奈須川充、梶浦紳一郎、原憲一、山内昇寿郎、丹内司、小林一幸、榎本明広、佐久間信一、高橋晃、亀井隆、尼野浩正、飯田宏義、塚本哲哉、寺沢伸介、増谷三郎、工藤柾輝、落合正宗、時永宣幸、吉田光昭、天川五月、中村駿介、高成雲、森川均、小川夏美、嶋津郁雄、南伸一郎、桜井木ノ実、原田峰文、日高真由美、倉川英揚、岡迫亘弘、飯村一夫、安藤幹彦、小林一三、西城隆詩、山崎展義、野口啓生、飯野亨、若山佳治、田辺久、北崎正浩、高橋和徳、松本朋之
- 美術監督:柴田聡
- 背景:スタジオフォレスト
- 撮影監督:小堤勝哉→清水泰宏→枝光弘明→赤沢賢二
- 撮影:ぎゃろっぷ、トランス・アーツ、ティ・ニシムラ、スタジオ雲雀(東京都練馬区)、東現アニメルーム、サザンクロス、サンシャインデジタル、三晃プロダクション、スタジオパートナー、他
- 編集:瀬山編集室→中川晶男、近藤康弘
- 編集助手:内野寿乃
- 音楽:米光亮、佐橋俊彦
- 音響演出:藤山房伸、高桑一
- 音響製作協力:神南スタジオ
- ビデオ編集:東京現像所
- 録音/調整:依田章良
- キャステイング協力:松田誠、原田美穂(ネルケプランニング)
- 文芸設定:鶴田寛
- 効果:新井秀徳(フィズサウンドクリエイション)
- 広報:熊谷知子→城ヶ崎祐子→為永佐知男→北野あすか→正岡高子(フジテレビ)
- スタジオ:代々木アニメーション学院原宿スタジオ、神南スタジオ
- 製作担当:小林功治
- 製作デスク:池牟禮誠→草間稔→近藤誠
- アニメーション制作:ぎゃろっぷ(東京都練馬区)
- 制作:フジテレビ、ASATSU→ASATSU-DK→ADK
主題歌[]
オープニング・テーマ[]
- 夏が来た!(Diamond Head) - 「渚の女王様」より
- 超作詞[2]:S中野
- 作曲:Danny Hamilton
- 編曲:西脇辰弥
- 唄:女王様
- 使用:第1話 - 第12話
- Everybody Can Do!
- 作詞:山本成美
- 作曲:秋元直也
- 編曲:秋元直也
- 唄:TOKIO
- 使用:第13話 - 第38話
- 葛飾ラプソディー
- 作詞:森雪之丞
- 作曲:堂島孝平
- 編曲:中山努・堂島孝平
- 唄:堂島孝平
- 使用:第39話 - 第135話
- こちら亀座の女
- 作詞・作曲:つんく♂
- 編曲:小西貴雄
- 唄:山田修とハローナイツ
- 使用:第136話 - 第144話
- おいでよ亀有
- 作詞:ラサール石井
- 作曲・編曲:佐橋俊彦
- 唄:両津勘吉とこち亀うぃ〜ん合唱団
- 使用:第145話 - 第208話
- 使用期間中の数話のOPで、曲の途中を省略するバージョンが放送された。
- だまって俺についてこい
- 作詞:青島幸男
- 作曲:萩原哲晶
- 編曲:池多孝春
- 唄:天童よしみ
- 使用:第209話 - 第324話
- 葛飾ラプソディー〜ヤムヤムversion〜
- 作詞:森雪之丞
- 作曲:堂島孝平
- 編曲:Yum!Yum!ORANGE
- 唄:Yum!Yum!ORANGE
- 使用:第326話 - 第367話
エンディング・テーマ[]
- スマイル
- 作詞・作曲・編曲:渡辺慎
- 唄:ホフディラン
- 使用:第1話 - 第12話
- いいことあるさ
- 作詞・作曲:加藤ひさし
- 編曲:伊藤銀次、ザ・コレクターズ
- 唄:ザ・コレクターズ
- 使用:第13話 - 第38話
- 淑女(レディー)の夢は万華鏡
- 作詞:森雪之丞
- 作曲:佐橋俊彦
- 編曲:岩本正樹
- 唄:奥菜恵
- 使用:第39話 - 第72話
- ブウェーのビヤビヤ
- 作詞・作曲:所ジョージ
- 編曲:井上鑑
- 唄:所ジョージ
- 使用:第73話 - 第122話
- “Kyun”
- 作詞:牧穂エミ
- 作曲:春畑道哉
- 編曲:春畑道哉、池田大介
- 唄:Kanae
- 使用:第123話 - 第135話
- 君と僕
- 作詞・作曲:平義隆
- 編曲:The LOVE、富田謙
- 唄:The LOVE
- 使用:第136話 - 第143話
- 気持ちだよ
- 作詞:康珍化
- 作曲:吉田拓郎
- 編曲:瀬尾一三
- 唄:吉田拓郎
- 使用:第144話 - 第151話
- 毎日、ノープロブレム
- 作詞:うえのけいこ
- 作曲・編曲:佐橋俊彦
- 唄:小町&奈緒子(三浦理恵子、三橋加奈子)
- 使用: 第152話 - 第208話 ※第163話を除く
- ロボ刑事番長の歌
- 作詞:西園悟
- 作曲・編曲:山崎利明
- 唄:両津勘吉(ラサール石井)
- 使用:第163話
- おいでよ亀有
- 作詞:ラサール石井
- 作曲・編曲:佐橋俊彦
- 唄:両津勘吉とこち亀うぃ〜ん合唱団
- 使用:第209話 - 第247話、第282話 - 第293話、第335話 - 第353話、第367話
- 夏が来た!(Diamond Head) - 「渚の女王様」より
- 超作詞:S中野
- 作曲:Danny Hamilton
- 編曲:西脇辰弥
- 唄:女王様
- 使用:第275話 - 第281話
- テツandトモのなんでだろう〜両さんバージョン〜
- 作詞:テツandトモ
- 作曲:トモ
- 編曲:三沢またろう
- 唄:テツandトモ
- 使用:第294話 - 第305話
- テツandトモのなんでだろう〜こち亀バージョン〜
- 作詞:テツandトモ
- 作曲:トモ
- 編曲:三沢またろう
- 唄:テツandトモ
- 使用:第306話 - 第315話
- Hai,Irasshai(ハイ! いらっしゃい)
- 作詞・作曲:NICEGUY人
- 唄:NICEGUY人
- 使用:第316話 - 第325話
- 語れ!涙!
- 作詞・作曲・編曲:SEX MACHINEGUN
- 唄:SEX MACHINEGUN
- 使用:第326話 - 第334話
- ジュゲム〜こち亀バージョン〜
- 作詞:古典落語、川崎敏郎
- 作曲:関川秀行
- 編曲:関川秀行
- 唄:両津勘吉and大江戸台風族
- 使用:第354話 - 第366話
主題歌のアニメーション[]
- オープニング
- 最も長く使われたのは『だまって俺についてこい』であるが、新旧をあわせれば『葛飾ラプソディー』の方が長く、番宣CMでも使われていた。『おいでよ亀有』はOPとして終了後も番組後期の提供テロップの曲、またはEDで流されていた。逆に一番短かったのは『こちら亀座の女』で9話しか使われなかった。この曲のアニメーションはまだセル画であった。
- エンディング
- OPとは逆に使用期間が短い曲が多い。基本的に両津中心、女性キャラ中心、登場人物集合の場合の映像がある。登場人物集合の『ブウェーのビヤビヤ』は御所ヶ原組長、ダメ太郎、炎之助は当時アニメ未登場だが、先行して登場した。劇場版の公開直前は劇場版の主題歌(『気持ちだよ』、『語れ!涙!』)が流れていた。『君と僕』の最後のワンシーンには登場人物が集合している。また、チャーリー小林やドルフィン刑事など、アニメではたった1話しなかった人物も登場している。
- また、最終回のEDとして使用された『おいでよ亀有』には、特別バージョンのアニメーションが使用された。
- これは背景に流れるシャボン玉の中に、これまで放送されてきたこち亀の話の一部のシーンを取り上げたものが流れている。
関連CD・DVD[]
バンダイビジュアルでは、ビデオ(通常放送)、DVD(両さん奮闘編)をレンタルしている。ビデオは全32巻、DVDは毎月末にリリース。スペシャル版はビデオで数巻出されたままで出品が止まっており、製造も未定である。また、このアニメのセレクションDVDも発売されている。
- コロムビアから過去に2枚の音楽集が発売されたが2枚とも廃盤となり、入手困難とされたが、2007年3月21日に「音楽集」が再販された。「音楽集弐」の再販については未定である。なお、未収録曲も多数存在するが、これらのCD化はされていない。その他、劇場版のサウンドトラックが2枚存在する。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 音楽集 2007年3月21日発売(再販)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 音楽集 1997年2月21日発売(廃盤)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 音楽集弐 1997年8月21日発売(廃盤)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE オリジナルサウンドトラック 1999年12月18日発売
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 オリジナルサウンドトラック 2003年12月17日発売
番組の変遷[]
テンプレート:前後番組
原作とアニメの相違点[]
- 原作初期の頃の中川は、両津を越えるほどの破天荒ぶりだったが、アニメでは当初からまともな性格だった。
- 中川の制服にある縦縞が省略されており、またアニメではほとんど帽子を被っていない。
- チャーリー小林が原作では安全バンドのボーカルだということに対しアニメでは「ビジュアル系バンドチャーリー小林」になっている。
- 原作では両津はマリアの格闘家時代「麻里竜二」の存在を知らないが、アニメでは「麻里竜二のファン」ということになっている。
- 年末の借金取りの方法が原作だと追いかけて奪うが、アニメではロボットなどを使用してる。
- アニメ両津が警官として真面目に仕事をしている場面を原作より強調している。同様にパトカーやミニパトの表記も「警視庁」ではなく「かつしか署」となっている。
- 制服は1994年3月まで使用されていた旧型に類似したデザイン(色はブルー)で、旭日章に変えて架空の徽章を用いた。両津の新人時代を描いたときにはグレーがかった旧型と酷似している。
- 派出所のデスク上に付けられた棚に載った広報アンプ(派出所前の信号機柱に取り付けられている交通安全指導スピーカ用)を警察無線の固定機と設定している。
- 原作よりも特殊刑事の登場が多い。
その他の映像作品[]
1985年版アニメ[]
1985年、「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」用として製作、会場上映された作品で初のアニメ化である。
第43巻第7話「罰当たり!両さんの巻」、第43巻第7話「シルバー・ツアーの巻」の二本立て。なお一部のキャラクター設定が異なっている。1988年にジャンプのプレゼント景品としてビデオソフト化され当選者に配付され、サウンドトラックもでていたが、その後一般販売されておらず視聴は困難となっている。
スタッフ[]
- 監督:笹川ひろし
- キャラクターデザイン:アンモナイト
- 脚本:小山高男
- 演出:津田義三
- 美術監督:中村光毅
- 音楽:松井忠重
- 制作:タツノコプロ
キャスト[]
- 両津勘吉 - 内海賢二
- 大原大次郎 - 北村弘一
- 秋本・カトリーヌ・麗子 - 土井美加
- 中川圭一 - 神谷明
- 老人 - 八奈見乗児
- 徳兵衛 - 小野丈夫
- 老人B - 槐柳二
- おばあちゃん - 峰あつ子
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE[]
アニメ版を映画化したもの。前述の実写版とは異なり、東宝系で上映。TVアニメ版の視聴率が堅調で、ファミリー層に受け入れられていたためヒットすることが期待された。だが興行収入は不振に終わり、次の年も続けて映画化されることはなかった。
2003年末にも再び東宝系で映画化されるが、前作以上の不入りに終わる。また、この作品では最後にこち亀メンバーが勢揃いする。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE
- 1999年12月23日上映
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!
- 2003年12月20日上映
実写版[]
1977年12月24日に実写版が東映系公開。監督山口和彦。ヒットシリーズ『トラック野郎 男一匹桃次郎』の併映作品として公開された。そのため、配給収入は12億260万円を記録した。当時は原作に麗子がまだ出ていないので、麗子は登場しない。特別出演には『Gメン'75』のメンバーが登場した。
キャスト[]
- 両津勘吉 - せんだみつお
- 中川圭一 - 草川祐馬
- 戸塚銀次 - 浜田光夫
- 寺井洋一 - 荒井注
- 署長 - 龍虎
- フータロー - 田中邦衛
その他
スタジオコント劇[]
1979年にテレビ朝日系のバラエティ番組『大正週間漫画 ゲラゲラ45』の1コーナーでスタジオコント劇として放映された。
キャスト[]
- 両津勘吉 - 角川博
- 中川圭一 - 団次郎
- 大原大次郎 - 山本麟一
- 秋本・カトリーヌ・麗子 - 秋ひとみ
その他[]
- 1980年、増田屋コーポレーション発売のLSIゲーム『レースンカーチェイス』のテレビCMにて両津と大原部長がアニメで出演。テレビアニメでは初の登場となった。
- 1980年、『宇宙怪獣ガメラ』の作中で、コミックス18巻収録「カメ型人間の巻」が紹介され、亀有公園前派出所が登場し、桂小益が警察官として登場する。
- 2003年頃のアニメ版で、両津が銀座の歌舞伎座前派出所に一時異動になる展開があり(原作の39巻後半に相当)、「こちら東銀座歌舞伎座前派出所」という作品の予告が行われた。実際にこのエピソードのみオープニングの歌詞が変更されている。
舞台版[]
ラサール石井が脚本・演出も担当している。アニメ版の主題歌として使われた「おいでよ亀有」は元々この舞台版の主題歌であった。2006年の『舞台版 こちら葛飾区亀有公園前派出所 〜30周年だよ!おいしいとこ取りスペシャル!!〜』はフジテレビ721で放送された。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(1999年版)[]
1999年7月14日 - 8月15日の期間、銀座、亀有、神戸、大阪、滋賀の5つの劇場で公演。
出演[]
- 両津勘吉:ラサール石井
- 中川圭一:伊藤明賢
- 秋本・カトリーヌ・麗子:細川直美
- 大原大次郎:柴田秀勝
- 麻里愛:斉藤レイ
- ボルボ西郷:岸祐二
- 左近寺竜之介:岩崎征実
- 海パン刑事:海津義孝
こちら葛飾区亀有公園前派出所(2001年版)[]
2001年7月27日 - 9月2日の期間、亀有、大阪、名古屋、静岡、浜松、銀座の6つの劇場で公演。
出演[]
- 両津勘吉:ラサール石井
- 中川圭一:伊藤明賢
- 秋本・カトリーヌ・麗子:大河内奈々子
- 大原大次郎:原金太郎
- 小野小町:三浦理恵子
- 麻里愛:斉藤レイ、
- ボルボ西郷:岸祐二
- 左近寺竜之介:岩崎征実
- 海パン刑事:海津義孝
こちら葛飾区亀有公園前派出所 〜海パン刑事の逆襲・檸檬も出るのじゃ!〜[]
2003年8月6日 - 8月30日の期間、銀座、土浦、富山、大阪、名古屋の5つの劇場で公演。
出演[]
- 両津勘吉:ラサール石井
- 中川圭一:伊藤明賢
- 秋本・カトリーヌ・麗子:大河内奈々子
- 大原大次郎 : 佐山陽規(声のみ)
- 擬宝珠纏:原史奈
- 擬宝珠檸檬:齋藤彩夏
- 擬宝珠夏春都:小宮孝泰
- 麻里愛:斉藤レイ
- 海パン刑事:海津義孝
こちら葛飾区亀有公園前派出所 〜30周年だよ!おいしいとこ取りスペシャル!![]
2006年8月3日 - 8月13日 新宿・全労済ホール スペース・ゼロ
出演[]
- 両津勘吉:ラサール石井
- 中川圭一:伊藤明賢
- 秋本・カトリーヌ・麗子:森下千里
- 大原大次郎:佐山陽規
- 麻里愛:斉藤レイ
- 海パン刑事:海津義孝
- 白鳥麗次:木村靖司
特徴[]
作風の変化[]
30年間以上にわたる長期連載のため、時代によって作風はかなり異なっている。
- 連載当初は、派出所内の警察の活動を中心とした劇画タッチのギャグ漫画だった。この当時は、まだ大人の不良警官としての描写で、世間の流行や子供向けの趣味に対しては否定的だった。連載が軌道に乗ると、人情物やSF物、あるいはジャンプの他の人気作のキャラクターをゲスト出演させるなど、実験的な手法も織り混ぜ始めた。
- 1980年代前半は台詞の機微や背景の細かい書き込みなどで笑わせるテクニックが増えた。両津が子供のホビーに入れあげて、ホビー全般に造詣が深いことが特技として定着するようになる。
- 1980年代には非現実的なストーリーが増えた。宇宙人が登場したり、部長の家がジャングル化したり、両津が花山理香に小さくされ、また他の生物に変えられたり、両津が天国と地獄に行くなど。しかし1990年代になると花山が登場するような非現実的な話は1991年、1999年のたった2回になるなど極端に減少し、後述のサブカルチャーの話がメインになった。しかし2000年代に珍しく宇宙人が登場した。
- 1980年代後半から1990年代中盤までは、さらに実験的な手法による漫画表現を追求し、また、「両津の少年時代編」、「アイディア物」など挑戦的・実験的な作品が世に送り出された。
- 1990年代中盤からは、サブカルチャーを題材にした回が増え始めて、新レギュラーキャラが続出。この傾向は2000年以降も続いている。
- 作者は、女性の描き分けが苦手と公言しており、90年代中ごろまでは、アシスタントが作画を担当するモブを除くと、女性キャラクター出番は比較的少なく、また作画も似通っていた。Mr.Clice連載以降、女性キャラクターの描き分けに積極的になり、女性キャラが追加されるようになった。女性キャラクターの描写は、外国人やハーフの女性はもちろん、日本人であっても長身かグラマラスな体形であることが多い。2000年頃に、レギュラー・準レギュラー級の女性キャラクターのデザインをリニューアルした。しかし読者に非常に不評だったため、ほどなくして元の画風に戻されている(超こち亀での作者コメントより)。
- 1980年代は、両津のように漫画を読み、テレビゲームにはまるような大人は少なかったため、両津の行動は読者に対して異常なものとして映っていたが、1980年代後半からそのような大人が増加し、それまでは異端と捉えられていた両津の行動が時代の変遷と共にふつうになってしまった。
- 連載が長期にわたるため、画風については年々と変化している。作者自身も、過去の画風を再現したエピソードでは、過去の単行本を参考にわざわざ真似して描いているほどである。(141巻の表紙)
- キャラクターの性格や台詞回しの印象も、連載時期ごとに異なる場合がある。逆に、初期から一貫しているのが敬語の誤用である。
自主規制・改訂問題[]
- 1980年代中盤までは全般的に規制が緩かったため、「過激な台詞」はそのままコミックスにも収録されていた。しかし、1980年代後半から1990年代中盤にかけて雑誌メディアに蔓延した自主規制の風潮を受けて、1992年頃までの改訂で亀有警察署は全て葛飾警察署と書き改められたのを始め全ての「過激な台詞」が削除・改変された。
- また、第3巻第7話「射殺命令!?の巻」が「テレビ出演の巻」にタイトル変更され、第4巻第1話の「派出所自慢の巻」に至っては欠番扱い(旧日本軍をブラックユーモアで風刺した話だった)になっている。第96巻「コンビニ天国!!の巻」では、大地震でもコンビニは開いているという設定だったが、直後に阪神大震災が発生したため、内容を水害に差し替えてコミックスに収録した。
- 作者や当時のアシスタントが描き込んでいた背景のお遊びもほぼ消されている。細かい箇所まで含むと、改訂箇所は実に数千箇所以上におよぶ。
- 上記の改変は、出版社の手によるものではなく、原作者自身の意思による修正である。「コミックスには時代背景の注釈をつけた上でオリジナル版を掲載して欲しい」との意見もあるが、具体的な企画はない。
- 警察不祥事・犯罪については非常に慎重に避けられている。また、不祥事に限らず、警察そのものへの批判につながりかねない題材は、両津個人の不始末として落ちを付けることが多い。
- コミックス34巻の両津が禁煙するエピソードの中ほどでは、ほぼ1ページを用いて作者が喫煙者を激しく糾弾し、「今後いっさいこの漫画にタバコを出さない」という宣言をするシーンが登場していたが、現在では丸々削除されている。しかしタバコを出さない宣言は守られている。
実在の事件や社会/時事問題[]
- ベレンコ中尉亡命事件を下敷きにした20巻「真夜中のパイロット!の巻」。
- 三億円事件をネタにした話が数回ある(12巻「ボーナスはまだか!?の巻」など)。
- 三億円事件、青酸コーラ事件、ロッキード事件を解決できない警察をなじる発言(4巻「亀有大合唱!?の巻」。ただし青酸コーラ事件の発言のみ、現在の版は台詞の改訂で削除)。青酸コーラ事件に関しては、3巻「ゴキブリと両津の巻」でも事件を連想させる描写がある(派出所に来た子供がビン入りのコーラを持っており、不審に思った両津が事情を知らない中川に毒味させた。毒は入っていなかったが、後に子供が道端で拾ったものと思わせる場面がある)。
- 東京都のごみ袋が半透明・名前記入に統一されるとき、実施日が急遽1994年1月17日に延期になってしまったため、「(予定通り1993年)10月1日に実施されたと仮定して読んでくれ」と扉絵で説明した上で、実施後の問題点を想像して取り扱った86巻「大東京ゴミ事情!の巻」。
- 阪神大震災発生後には、両津が支援金を募金したり、お仕置きで「救援物資」として被災地に送られたり(93巻「テレビ電話時代!?の巻」)、麗子が避難所に支援物資を届けたり被災者の援助や対応をしている姿(96巻「麗子のプライベートの巻」)が描かれた。
- 136巻「両さんの春スキー!?の巻」で、「山奥県フランス市モンブラン大字モンブラン字モンブラン」という架空の地名が登場する。市町村合併によって南アルプス市や西東京市などわかりにくい地名が日本全国で登場しているのを皮肉ったものである。
- 実在の有名人が出てくることも多い。この傾向は連載初期からあり、作者が当時ファンだったアグネス・ラムや太田裕美が有名。また秋本やアシスタントが好きな芸能人に関しては、セリフや背景の書き込みなどによく記述されている(ビートたけし、中島みゆき、YMO、斉藤由貴など)。Puffyの大貫亜美が中川とデートする回や葛飾署イメージソングを作曲するために中川の友人として登場した小室哲哉なども存在する。
両津の少年時代編[]
- 中学時代を描いた20巻「ガキ大将!勘吉」などを経て、1980年代半ば頃から両津の少年時代を描いたエピソードが登場し始める。「浅草物語」が「Kamedas」および連載1000回時での読者の人気投票で1位になるなど、ノスタルジーと人情を描いたエピソードを好む読者は多く、現在も年に1回くらいのペースで発表されている。
- 時代設定は昭和30年代後半、両津が小学校4年生前後の話が多い。この年齢設定は作者の年齢にほぼ準じている。
- 話としては、昭和30年代の下町の名所・名物を話ごとに一つ取り上げ、それをテーマにしてゲストキャラクターとトン・チン・カンの三人組との交流を描く話となっていることが多い。千住火力発電所(通称:おばけ煙突)は過去に2回取り上げられている。
脚注[]
関連項目[]
テンプレート:Commons
- 亀有公園
- 浅草
- 京成電鉄 - よく作中に金町線をモチーフにした路線や新3000形や赤電グループをモチーフにした車両が走っている。また、第59巻の「お化け煙突」の話では阪神電気鉄道の赤胴車にしか見えない電車が「上野」という板を前面に掲げて走ってる所があった。
- 博物館動物園駅
- JR常磐線
- 日暮里駅
- 秋葉原
外部リンク[]
- こち亀.com
- こち亀ゲームパーク
- こち亀データベース
- こち亀ファンのホームページ
- ジョーソンのこち亀ファンクラブ
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』巻末解説 全リスト
- 遠足新報 「こち亀」巻末解説者リスト
- 葛飾区タウン 葛飾区 葛飾区 こち亀ゲームぱ〜く
- 亀有警察署
- 葛飾警察署
テンプレート:こちら葛飾区亀有公園前派出所
テンプレート:週刊少年ジャンプ連載中 es:Kochira Katsushika-ku Kameari Kōen Mae Hashutsujo fr:Kochira Katsushika-ku Kameari Kōen-mae Hashutsujo it:Kochira Katsushika-ku Kameari Kōen-mae Hashutsujo ko:여기는 잘나가는 파출소 zh-min-nan:O͘-liông Phài-chhut-só͘
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